櫻が散っている3月、2019年4月期生と10月期生が卒業を迎えました。本校で留学していた2年又は1.6年の中、コロナウイルスの影響で自粛、オンライン授業を実施するなど、大変なことがたくさんありましたが、皆さんはよく頑張って憧れていた学校へ進学することができました。残念ながら卒業式ができなかったですが、卒業論文の発表をしてもらいました。進学先でも日本語の勉強、日本の留学生活を楽しんでください。新しい学校での更なる活躍をお祈りいたします。ご卒業おめでとうございます!
◆卒業発表 例1
学生:エキゼンイツ(2019年4月期生)
2019年4月に初めて日本に来て、あっという間の2年間の留学生活を過ごした。日本語学校で勉強している間に、新しい友達もたくさんできて、とても楽しかった。
留学生活の中で最も印象に残っていることといえば、大学院の入学試験の準備をしたことである。日本の大学院の入学試験は中国と異なり、事前に研究計画書を準備しなければならない。そして、デザイン系の専門なら作品集を準備する必要がある。このようなことは私にとって大きな挑戦であった。幸いにも、日本語学校の先生のおかげで、私の日本語能力は非常に向上し、研究計画書を準備することができた。また日本文化も体験し、多くのことを学んだ。
2年間の留学生活の中で、最も大切なのは諦めない精神であると感じた。自分が留学に来た初心を忘れずに、一生懸命勉強し、自分の夢を諦めなければ、成功するチャンスがあると私は考える。
今後、私は大学院で、引き続き勉強する。その中で、自分の研究を進め、自分の事をしっかりと行って、時間を浪費しないようにしたいと思う。同時に日本語を勉強し続けて、自分の日本語のレベルを高めていきたいと思う。
◆卒業発表 例2
学生:リカンコウ(2019年10月期生)
この1年半、日本に留学に来て、多くのことを学び、多くのことを感じました。
まずは新しいことに対しての新鮮な気持ちです。慣れない場所に一人で来て、緊張しながらも、それからの1年半の新生活を楽しみにしていました。
そして、外国で外国語を使えるようになったという達成感です。母国で外国語を学ぶ際の最大の障害は、関連する言語環境がないことです。使えないものを習っているようなもので、やる気のなさにつながります。日本に来て、初めて日本語で日本人とコミュニケーションをとる機会があり、自分の伝えたいメッセージを伝えられたことが嬉しかったです。
また、外国を理解するための最良の方法はメディアに頼るのではなく、現地に行って自分の目で見て、異なる文化や生き方を見ることだと思います。外国を理解するためには、その国に行って、自分の目で異なる文化や生活態度を見なければならないと思います。
この1年半で最も実感したことは、何があっても、自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分の身をもって体験したものだけが真実であるということです。自分で考える力を維持しながら、広く知ることは、今後の成長のための大きな経験となります。